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厚真町は
ハスカップが
群生する道内
最大の勇払原野に
位置します
新千歳空港から車で約35分、札幌からは90分ほどと利便性の良い立地の厚真町には、北海道最大級と言われる群生地の勇払原野がまたがっています。勇払原野はハスカップの故郷と言われている、シベリアのバイカル湖周辺の原野で観られる植物が自生していて、風景も似ているそうです。雄大な景色が堪能できるのはもちろんですが、実は意外な人気スポットもあるんです。北海道はウインタースポーツのイメージがあると思うのですが、厚真町にある浜厚真は、年間約6万人ものサーファーが集まる、サーフスポットとしても有名なんだそう。
アイヌの人々に
珍重されていた
ハスカップをより
食べやすくするため
品種改良を重ね
優れた食味に
地元では野生のハスカップは「酸っぱく、苦味とえぐみのある果実」というイメージが強かったそうです。それでも地元では食べられていたハスカップを、もっと食べやすい食味にしたいという想いから、苦い実のなる木を除き、食味の良い木を選抜するなど品種改良に取り組み、研究が行われてきました。多種多様な自生のハスカップから、甘みが強く大きな実をつける木を増やしていき、そこから厚真町だけで栽培している品種「ゆうしげ」「あつまみらい」が誕生しました。100%露地で栽培されており、糖度は12度以上、サイズは大粒の特A大など出荷基準を設け、均一された品質を維持して出荷しています。
生果で食べるのは
地元ならでは!
6月末から
7月中旬
期間限定の
フレッシュな
味わい
ハスカップは果皮が柔らかく、軸の部分が取れてしまうと、果肉がそこから出やすくなる繊細な果物です。なので、冷凍品や加工した商品が主に流通しているのですが、6月末から7月中旬の収穫時期だけ、期間限定で地元のスーパーの店頭に並ぶそうです。地元では約3週間という限られた時期だけ、貴重な生果が食べられます。厚真町では完熟してからの収穫を推奨しているそうなので、訪れた時はぜひ、食べてみたいですね。
体に嬉しい効果が
いっぱい
ハスカップの
持つパワーで
健康維持に
期待大
ハスカップに含まれるポルフェノールは、ブルーベリーの5.5倍、ビタミンCはレモンの1.8倍含まれているそうです。体内の活性酸素などの有害物質を軽減するなどの効果があると言われている抗酸化作用、老化物質を生成してしまう作用の糖化を抑えると言われる抗糖化作用、体重増加の抑制、内臓脂肪の減少など肥満を防止する機能が期待できる抗肥満作用などなど、健康面をサポートしてくれる嬉しい機能があると言われています。
地元ならではの
ハスカップの
楽しみ方
厚真町では生果でそのまま食べるのはもちろん、アイスクリームやヨーグルトに入れて食べています。その中でも、古くから伝わるローカルフードがあります。ハスカップを塩漬けにして、梅干しのようにおにぎりの具として食べる文化です。ハスカップおにぎりとは、斬新ですよね。ハスカップの酸味を活かした、地元ならではの食べ方ですね。

7月7日は
ハスカップ
記念日
旬のハスカップを
味わおう
道外の皆さんにも、ハスカップの魅力を知っていただくことを目的に、令和3(2021)年4月30日に、一般社団法人日本記念日協会に、とまこまい広域農業協同組合厚真町ハスカップ部会と美唄市農業協同組合、ハスカップ協会が記念日の登録申請をしました。旬の時期であることと、2つの花から1つの実をつけるハスカップの花言葉が「愛の契り」であることから、七夕の織姫と彦星を連想してもらえるという想いもあり、7月7日が「ハスカップの日」として登録されました。
ゆうしげ
あつまみらい
粒が大きく甘みがあり、えぐみが抑えられているのが特徴。特に酸味が少ないことで、甘みを強く感じられるので、生果で食べるのに適しています。
●出回り時期:6月末から7月中旬/生果のみ
(冷凍品は1年中出回っています)
粒が大きく、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴。生果はもちろん、加工にもむいています。
●出回り時期:7月上旬から7月中旬/生果のみ
(冷凍品は1年中出回っています)