Now Loading

岡山県を
代表する
ぶどうは?
岡山県は果樹栽培に適した恵まれた環境はもちろんのこと、高い栽培技術が「くだもの王国」と称される理由なのはご存知ですか? その中でもぶどうは、多種多様な品種が栽培されていて、そのすべてがトップクラス‼ 「果物の女王」と例えられるほど、気品のある高貴な香りと深みのある甘さを持つ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の生産量は、なんと日本の90%以上のシェアを誇っています。
岡山県の
ぶどうの歴史
岡山県のぶどうは明治初期に導入され、栽培が始まりました。特に乾燥地帯を好むヨーロッパ種は、日本の高温多湿でさらに梅雨のある風土に合わず、かなり難航したそうです。試行錯誤の末、当時まだ高価であったガラスで作られた温室を考案し、エジプトが原産とされる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の栽培に成功。その後も並々ならぬ努力を続け、現在の岡山の温室栽培の高い技術が確立されたんだそう。
どんなぶどうが
栽培されて
いるの?
高い技術力を活かして栽培された、種なしで皮ごと食べられる甘さたっぷりの「シャインマスカット」や、食べきりサイズの小房の栽培も進められている、大粒で強い甘みの「オーロラブラック」、秋から冬の時期に収穫されるワインレッドの粒が美しい「紫苑」などが、次世代ぶどうとして注目されています。
芸術作品の
ような美しい
ぶどう作り
美しい房に仕上げるための「玉直し」という作業があります。房を美しく整えるために、専用の道具を使って果粒を傷つけずに、1粒1粒丁寧に揃えるのはかなり難しく、その作業姿はまさに房作り職人! 食味はもちろん、見た目の美しさにまでこだわる研究熱心な生産者のセンスと努力、そして情熱によって栽培された岡山県産ぶどうだからこその、他では味わえない美味しさがあります。
マスカット・オブ・アレキサンドリア
ニューピオーネ
古代エジプトの首都アレキサンドリアで栽培が行われていたこともあり、世界三大美女の一人であるクレオパトラも好んで食べたと言われています。宝石のように輝くエメラルドグリーンの果粒と、まるで香水のような高貴な香り、そして深みのある甘さが特徴です。
●出回り時期:5月下旬(加温)~11月上旬
バランスの良い甘さとほどよい酸味に加え、あふれ出るような果汁が特徴の種なしぶどう。岡山県で昭和50年ごろに他の産地に先駆けて種なしの栽培を確立し、「ニューピオーネ」と命名。今では主流になっている、種なしのピオーネへと繋がっています。
●出回り時期:5月下旬(加温)~10月下旬

岡山県画像提供

岡山県画像提供

シャインマスカット晴王
オーロラブラック
美しいグリーン色の実は大粒で、酸味が少なく甘さが抜群。種もなく皮ごと食べられ、パリッとした食感が楽しめます。岡山県の高度な技術で栽培されたシャインマスカットだけに命名される、県独自のブランド「シャインマスカット晴王」は岡山県産の証です。
●出回り時期:6月上旬~10月下旬
黒紫色で、大粒の果粒と濃厚な甘みが特徴の岡山県オリジナル品種。皮離れもよいのですが、皮ごと食べることもでき、さらに種もないのでとても食べやすく、岡山の次世代を担うフルーツとして注目されています。収穫後の日持ちがよいのも特徴です。
●出回り時期:5月下旬(加温)~10月下旬

岡山県画像提供

紫 苑
ワインレッド色が気品漂う果粒は、肉質が柔らかく独特な食感。甘みと酸味のバランスが絶妙で果汁もたっぷり。皮離れもよく種なしなので食べやすく、幅広い世代から多くの支持を集めています。日本ではめずらしい冬ぶどうの「紫苑」は、岡山が国内生産量ナンバーワン。
●出回り時期:10月下旬~12月上旬