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良く肥えた
土壌の福島市は
桃をはじめ、
果物の宝庫!
福島県北部の阿武隈川中流部に広がる福島盆地は桃をはじめ、ぶどう、りんご、梨、さくらんぼなど多種多様な果物が栽培されています。年間を通して雨量は少なく、夏は高温多湿、冬は寒冷と盆地特有の気候により、1年を通して様々な果物が栽培できる豊かな土地です。
福島市
ならではの
美味しい桃を
チェック
福島県を代表する桃の品種といえば甘みと果汁がたっぷりの「あかつき」が有名ですが、次世代を担う品種として注目されているのが「まどか」と、9月中旬ころから収穫される「さくら」です。「まどか」は果肉が締まっていて、実が崩れにくく、そのまま召し上がるのはもちろんですが、加工には非常に向いています。生クリームと合わせたケーキや、ソフトクリームと合わせたパフェなどにもぴったりです。「さくら」は甘みが強くトロけるような食感が特徴。収穫後1~2日ほど冷蔵庫で追熟させてから出荷するのですが、このひと手間により、しっとりとした食味になるそうです。
福島市産の
桃が美味しい
理由
福島市の桃栽培は、果実に袋を掛けない無袋栽培が中心です。収穫するまで太陽光をたっぷり浴びて出荷されています(品種によっては袋掛けする場合もあります)。そして、木に実っている期間が長いこともポイントに。期間が長い分、木から栄養をたっぷり取ることができるので、コクのある食味になると言われているそうです。
徹底的に
管理された
安全・安心の桃
桃を出荷するためには、徹底した管理方法が構築されています。園地では殺虫剤を減らすために、人口で合成したフェロモン剤の交信撹乱剤を使用しています。環境にとても優しい防除剤で、JAでは設置している園地のみ、出荷が許可されています。そして作業した内容を記す栽培管理日誌や、どんな農薬をいつ、どのくらい使ったかなどが分かる防除管理日誌などを生産者が、必ず提出する決まりもあります。現在では問題の無い数値である放射線量も、消費者に安全・安心であることを伝えるために、JAではモニタリングを続けています。安全と分かっていても続けることで、さらに消費者に安心してもらうためだそう。美味しい桃を食べてもらうために、細心の注意を払いながら出荷しているからこそ、高品質の桃が食卓に届けられています。
あかつき
まどか
福島県の主力品種。農林水産省の果樹試験場で「白桃」と「白鳳」を交配育成して誕生。当初は小玉にしかならず、他県では栽培を断念。唯一福島県で試行錯誤の末、栽培方法が確立され、現在の大玉で、高糖度で果汁たっぷりの「あかつき」に育成されました。
●出回り時期:8月上旬から中旬ころまで
肉質は「あかつき」よりもやや硬めですが、糖度が高く果肉が緻密で果汁が多く、日持ちするのが特徴。果皮の着色が良いことから見た目も美しく、果肉も薄ピンク色に染まります。県では「あかつき」に続く主力品種として期待されています。
●出回り時期:8月中旬から下旬ころまで
川中島白桃
さくら
長野県長野市川中島町で発見された晩生種。果皮全体が、鮮やかに着色し、肉質はやや硬く歯ごたえがあり、しっとりとした食感が味わえます。甘みが高く酸味が少ないのが特徴。全国的に見て生産量が多く、生産者から人気の高い品種です。
●出回り時期:8月下旬から9月上旬ころまで
優良な極晩生として期待されている品種。果肉は緻密でしっかりとしており、なめらかな口当たり。大玉で糖度も高く食味に非常に優れた品種です。秋に楽しめる桃としても今、注目されています。福島県では「さくら白桃」として出荷しています。
●出回り時期:9月中旬から下旬ころまで