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南北に長い鹿児島県は、北と南で気候が大きく異なります。同じ県の中に温帯・亜熱帯・冷温帯の3つもあるのは世界的に見ても珍しいそうです。九州本島最南端に位置する南大隅町は北緯31度線上にあるので、年間を通して温暖な気候に恵まれ、椰子やソテツ、ハイビスカスなどの亜熱帯植物が群生する、南国ムード漂う町。その温暖な気候を活かして、トロピカルフルーツの栽培が盛んに行われています。
鹿児島県南大隅町ってどんなところ?
唯一無二の本土最南端の岬として有名な「佐多岬」や、エメラルドグリーンの滝壺が息をのむ美しさの「雄川の滝」など大自然が堪能できる絶景スポットの宝庫なんです。
「佐多岬」には日本最古の灯台の1つ「佐多岬灯台」があり、岬からは天候に恵まれると種子島や屋久島、硫黄島などを臨むことができ、その眺めは壮大。

佐多岬には展望台や観光案内所があります


そして南大隅町の根占地区を流れる雄川の上流にある、ダイナミックな断崖から流れ落ちる「雄川の滝」の、神秘的な光景は写真映え間違いなし。太陽の光の加減によって輝く、エメラルドグリーンの滝壺の美しさは圧巻です。
「雄川の滝」へ向かう片道1,2 ㎞ほどの遊歩道は、大自然に囲まれた癒しの空間
温暖な気候を活した南国フルーツの最良品種や栽培技術を町役場が研究
風光明媚なまだ手付かずの大自然が残る、南大隅町で育てられたフルーツは、自然の恩恵を受けた魅力的なフルーツばかり。その中でも亜熱帯性の気候にマッチしたパインアップル、パッションフルーツ、マンゴー、ライチそしてアボカドといったトロピカルフルーツの栽培に力を入れています。

町役場が研究するために建てた
ハウス施設
町の風土に合った品種の育成や、優良な果実に仕上げるための栽培技術などを構築するために、町役場では品目ごとにハウス施設を建てて試験栽培を行っています。
生産者とともに町に合った栽培方法や優良品種を選定
国内産がまだ珍しいアボカドは、品種が世界に1000種以上あると言われています。しかし日本で流通しているほとんどが、果皮が黒くゴツゴツした外国産の「ハス」という品種です。そこで町役場のハウスでは、ある程度選りすぐった品種を栽培し、生産者に比較してもらいながら、この町の気候に合う優良品種を選抜しています。



同じようにパインアップルやパッションフルーツも、町の生産者と意見を交換しながら、優良なフルーツを収穫するための研究が続けられています。
生産者とともに町に合った栽培方法や優良品種を選定
外国産のトロピカルフルーツは、輸送に時間がかかる関係で、完熟するかなり前に収穫して出荷するので、日本に届くころには食べ頃のものと、そうでないものがミックスされてしまい、ベストなタイミングを探し出すのは、なかなか難しいのが現状です。「一番美味しい完熟の状態で食べれれば・・・」その思いを叶えられるのが国内産のトロピカルフルーツではないでしょうか。



完熟してから収穫、もしくは完熟間近で収穫できるので、食べ頃を見極めやすいのが魅力です。そして何よりも、手間暇かけて丁寧に育てているので食味も抜群。南大隅町産のトロピカルフルーツで、ぜひ外国産との違いを体験してみてはいかがでしょうか。






「南大隅町でアボカド栽培を始めて10年目になります。露地栽培からスタートしたのですが、耕作放棄地だった土地を自ら開墾して、アボカドの園地にしました。今は「ベーコン」「フェルテ」「ハス」を作っています。アボカドは風に弱いのですが土地柄、台風などの強風被害が多いので、防風対策として3年ほど前から無加温でハウス栽培も始めました。そこでは「ベーコン」「ピンカートン」を栽培しています。無農薬で作っていますので、病害虫から守るために、木酢液などを使用したりと試行錯誤しながら育てています。今後も新たな品種が増えていく予定です!」

南大隅町産の「パッションフルーツ」
や「たんかん」を使用したジュース
「昨今の温暖化の影響もあり、南大隅町の平均気温も上がってきていて、亜熱帯の気候に近くなってきたのを肌で感じていました。南国フルーツは島で栽培するイメージがありましたが、町でも栽培が出来ないかという思いがあり、「パッションフルーツ」からスタートし、「パインアップル」「アボカド」などの栽培に至りました。「雄川の滝」などの観光地では、「パッションフルーツ」や柑橘の「たんかん」を使用したジュースなどの加工品を販売するなど、加工商品の開発にも力を入れています。町では新規就農者や起業する方などに町独自の取り組みで、補助金事業も行っています。町民の皆様を支援するために、多種多様の分野で挑戦できるよう、対応しております。県外からの移住者も多数いらっしゃいます。ぜひ一度、南大隅町にいらしてください。」
南大隅町で主に栽培されている果物
パッションフルーツ
出回り時期:5~8月
主な品種
ルビースター


パインアップル
出回り時期:6~8月
主な品種
ハワイ種・ボゴール・ゴールドダイヤモンド


マンゴー
出回り時期:6~8月
主な品種
アーウィン


ライチ
出回り時期:7月
主な品種
佐多ライチ・玉荷包(ぎょっかほう)・ノーマイチ・黒葉(くろば)
南大隅町にある、藩主島津重豪が経営に努めた薬園ともいわれている「佐多旧薬園」には、レイシ(ライチ)をはじめ、南方系の珍しい植物が多く植栽され、幕末までの医学研究を試みたと伝えられています。ライチは町と古くからつながりのある果物です。


アボカド
出回り時期:10~12月
主な品種
ベーコン・ピンカートン・フェルテ・ハス


辺塚だいだい(香酸柑橘)
出回り時期:8~10月

南大隅町肝付町の辺塚地区に古くから自生


大将季(柑橘)
出回り時期:12~1月

鹿児島県で発見されたオリジナル品種


たんかん(柑橘)
出回り時期:2~3月

栽培できるのは温暖な地域限定